KOHLER
ジョン・マイケル・コーラーは1854年に父に連れられオーストリアから移住してきました。19年後、ジョンは鋳物工場を買収し、「コーラー」をスタートさせます。
米国ウィスコンシン州、ミシガン湖に隣接したシボイガンという町でした。はじめは農具、壺、ベンチ、そして墓地の十字架など、小さな鋳物を製造していました。
エナメル粉末を開発したジョンは、自社商品である長方形の鋳物鉢に目を付けます。鋳物鉢を加熱し、エナメル粉末を散布しました。
そして苦心の末、ついに鋳物ホーローの技術を確立します。1883年のことでした。新しい商品の誕生に、ジョンは夢中でした。
「バスタブとしても使用できます」と謳い、この商品を売り出しました。水廻りメーカー「コーラー」の、記念すべき第一歩でした。
コーラーの従業員は、その多くがヨーロッパ系アメリカ人でした。彼らの持つ欧州伝統のクラフトマンシップ、個性豊かな発想、そして不屈のチャレンジ精神によって、
コーラーはアメリカを代表する総合水廻りメーカーに成長します。マーケットリーダーとして、コーラーは常に新しい発想で、独創的なモノづくりに取り組んでいます。
現在では水廻り製品はもちろんのこと、家具製造やリゾート開発、エンジンや発電機開発など多分野にわたり、その活動範囲は世界中に広がっています。
マンダリン、ペニンシュラ、リッツカールトン、シャングリラ、コンラッドなどの有名ホテルや、各国都市のランドマークと呼ばれる建物に、コーラー製品はご採用頂いています。もちろん日本の高級ホテルにも!